一日、ひとつ。

尊敬する辻信一さんのご本だったと思うのですが
(記憶で書くので間違いあったらごめんなさい、あらかじめ)
彼がブータンの、ある村を訪ねた時
なかなか予定通りに移動ができなくてものすごく遅れてしまった。
村人たちは集まって彼をずーっと待ってくれていて
やっと着いた彼を歓迎してくださった。
待たせて申し訳ない……という気もちが強かったので
ごめんなさいと謝ったら
みんな、なぜ謝るの? 今日は、あなたが訪ねてくる日、
だから待っていて、こうして、訪ねて来てくれた、
だから私たちは嬉しいんだよ
と言うのだった。
きっちりきっちり時間を切って、あれしてこれして朝から夜まで
用事がたくさん入っている生活、もしかしたらヘンかもな?
なんだか、そんなご本であったと思います。



私ね、もうほんとにものすごいおっちょこちょいなんです。
昨日もお昼、とってもとってもお腹がすいて、お料理をしてたら
仕上げのお塩をぱらっとする段になって、棚から塩つぼを落っことしかけた。
幸い、落ちはしなかったけど、倒れて棚と言わず床と言わず荒塩がまき散らされ……
塩ってこぼすとやっかいですよね。
空腹に耐えながら、あたりのものを全部わきへよけて、大掃除……
夕方は、秋刀魚を配るので大騒ぎ、やっと終わって嬉しくて、
あらためて、大切な戯曲集の校正原稿をポストに入れに行ったんです。
ちょっと分厚い封筒で、でも、この前も、ほぼ同じ厚さのものが
ぎゅっと押したら無事に入って、送ることができたので
同じようにぎゅっと押したら、わずかに増えた分があったからか
どうにも入らない。
だめだ、明日郵便局に持っていこうと思って取り出そうとしたら
なんてこった、押しても引いてもビクともしないんです!
秋刀魚の心配が終わったら、今度は郵便ポストの差し入れ口に
分厚い封筒を詰め込むという、大変なことをしでかしてしまった!
家に帰って、電話帳を見て、郵便局に電話……
担当の方が、時間外と言うのにポストまで取り出しに行って、そのまま送ってくださるとのこと
はぁ、ひどいひどい、ひどいご迷惑をおかけしてしまった……
ま、私は平均的な現代日本人の、少なく見積もっても30倍(推定)くらい
郵便切手を購入している人間だから……と自らを慰めましたが
まあ、つまりね、何であれ何かすると、必ず失敗する、くらいのひどいあれなのです私。

私ってちょっと見ると、手際がよさそうで、要領がよさそうに見えるようなんですけど
ほんとはぜーんぜんそんなことないんです
たいてい途方に暮れていて、時間がかかるんです。
遠回りばっかりしちゃってるんです。
ぼーんやり、手を出しかねて、どうしよう……って言ってる時間がすっごく多いし
あれ、やっちゃったー、どうしよう……って言ってる時間も同じくらい多いんです。

だからね、何がいいたいかっていうと
私今日、ほんとにエッセイのお稽古やるつもりだったし
ちえよむ会のご報告や
どこそら会のご案内や
朝は、「書ける!」「書けるわ!」って感じで
夕方も「ああ、書けるわ!」「書くことがどんどん湧きあがってくるわ!」って感じで
あの、でも、今、こんな時間で眠いし、まだ奈良に行く荷物、完成してないし
やっぱりダメだったんです。

今日は、奈良行きの支度をすることと、
ちえよむ会とどこそら会の新しい会場にごあいさつに行くことの
なんと、二つができたので、私としては上等だと思うんです。
思うことにしようと思うんです。

今度、朝から、「書く」ことだけを、する日をつくることにしよう。
そして、それだけできたら、いいことにする。

ともかく
明日から、奈良、行きます。
どんなに行列が長くても、正倉院展、見てくるぞ。

もしかして、奈良での「中二階な人々」お越しになってくださる方は
連絡くだされば、前売り料金になります。
学生さんたちが、そのこと気にしてくれているので
どうぞ、メールくださいね。
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by atohchie | 2012-10-30 22:14 | きもち/ココロ/げんき


阿藤智恵の「気分は缶詰」日記/劇作家・演出家・翻訳家(執筆中は自主的に「缶詰」になります)=阿藤智恵の日記です。


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