住所録

朝、起きて、昨日の「ほうとう」の残りを食べて、
昼は、ごぼうと、大根葉と、ねぎと、ベーコンと、卵で炒飯と、
大根と、ねぎと、トマトジュースでスープを作って食べて
3時ごろにおでんを作って、
4時ごろにおやつを食べて、犬の散歩にいって
5時半ごろ、家に帰って、
夕飯に、おでんと、納豆と、ごはんと、いよかんと、ヨーグルトを食べた。

その合間は、ずっと葉書を書いていた。



お正月から、
ずっと、ゆっくりゆっくり新年のご挨拶状を書いていたのです。
私は年賀状を年明け前に書くのが好きでなく
最初から出遅れているので
たいていは「あけましておめでとうございます」とは書かず
7日過ぎても寒中お見舞いとも書きません。
世間から見るとなんだかわからない葉書だと思うのだが
私の気もちにはこれがあっているのである、
今年もぼちぼちやっていたら、
1月に〆切が3本あったのと「だらだら生きる」方針のために、
例年になく遅れに遅れてついに立春がやってくる。
周回遅れでスタートラインにたった気もち。
よっしゃ、むしろ潔く、と、
「あけましておめでとうございます」という文面に変えて書き続け、
昨日の段階で、あと200枚くらい残っていた。
今日は一心不乱に書けるだけ書いて
まだ明日の朝出す分まで、間に合うことにして
このあとも書きます。
それで間に合わなかったら、また文面を変えて
春のご挨拶にする。

でもこうやってなんか中途半端に季節はずれの葉書を送っていると
ぽちぽちとお返事が来て嬉しい反面、
人によってはえらい迷惑かけちゃってるかも、と思う。
私は年がら年中葉書とか、
手紙とか書きなれているからいいけれど
そうじゃない人で、
なおかつ、
でも「年賀状」は無視もしにくいなあと気にしてしまう優しい人は
私のわけのわからない葉書に困って、
年賀状の残りは使えないし、どうすりゃいいんだとため息つきつつ
葉書やら切手を買いに行って、
それでお返事をくださるのかもしれないですよね。
忙しいのに。
どうなんだろうこれって。

書きながらずっと迷っている。

でもほんとは「年賀状」だけじゃない。
公演のたびにご案内の封書を私は送るのですけれど
年々その数が増えていて
確かに喜んでくださる方もあるし
別に気にしていない方も多いだろうし
大半は、お送りしてもかまわないかなと思ってやってるのだけれど
中には、負担に、あるいは不快に感じる方もあるはずで。
毎回、まいかい、思うのです。
「もう送らないでほしい」という声を、
いったいどうやればききとれるのかなあ。
どなたが嫌がっていらっしゃるかわからないと思うから
気もちはおそるおそる、
でも行為としては厚かましく
送りつけている。申し訳ないと思いながら。
どうすりゃいいのかなー。

考えてもしょうがない、そういう方の声をきくことはできないと
いつも同じ結論なのに、いつも住所録を見るたびに
ここに載せてちゃいけない人があるんじゃないかとドキドキする。
その繰り返し、いつも。

d0024220_215410.jpgトマトスープは三浦大根がとてもやわらかくおいしくできたのです。
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by atohchie | 2011-02-03 21:26 | 缶詰製作中(書斎より)


阿藤智恵の「気分は缶詰」日記/劇作家・演出家・翻訳家(執筆中は自主的に「缶詰」になります)=阿藤智恵の日記です。


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