春休みも1ヶ月をすぎて

なんだか落ち着いてきたので、ここらで1ヶ月を振り返ろうと考えた。
d0024220_14364253.jpgところがおもむろに考えてみたら、落ち着いてよーく考えてみたら、この1ヶ月は、「春休み」なんていうものじゃなかった。
休みと言うのは、仕事があってこそなのだ。
仕事と休みのメリハリがなければ、毎日どれだけぶらぶらしていたって休みでもなんでもない。




d0024220_14381721.jpgぶらぶらしていたといっても、私の場合はずっと執筆し(ようとし)ているか、執筆のための資料を読んでいるかなのであって、つまり、今気づいてあっと驚いたことに、実はこの1ヶ月、これはちっとも休みなんかじゃなかったのだ。
今まで外に出かけてやるのが「仕事」で、家で読んだり書いたりは、仕事とは別の「ナニモノカ」のような気がしていたが、そんなことはなかった。気づいていないのは私だけだったような気もするが、春休みなんか、始まる前から終わっていたのだ。すでにわたしの人生は、筆を折らない限り永遠に日々これ勤務日なのだ。
なんだか毎日お休みのようでひたすら楽しい1ヶ月だったけど錯覚だった。

ああ驚いた。

d0024220_14423938.jpg錯覚だったのは「休みのようだ」という感覚であって、毎日楽しかったのは本当のこと。
書けなくて呻吟していたときは実際はものすごく地獄のように暗かったのだが、それだって書き始めると雲散霧消。今はもうひたすらこの春は楽しかったなぁと思っています。
そういえば、今までのどの作品も、書いていた時期のことを思い出すと、楽しかったなあと思う。
しんどかったということと、楽しかったということが、限りなく等価。

d0024220_14495820.jpgでもどの作品を書いていたときも、いつも風が吹いていたな。季節の風が。
そうだいつも風の中で書いてる。そういう感じがする。

d0024220_14392634.jpgそして今度の作品は、まだ書きあがっていないけどもうぼちぼち、稽古が入ってくる。試作品を送ってOKが出て以来、電光石火の勢いで公演準備が進んでおります。
本を書いてしまって現場に持ち込むのではなくて、今回は書きながら構成しながらシーンを作りながら、全部いっしょくたにやりたいと思っている。本ができたときが完成したとき。そういうことに、たぶんなる。

で、小さな旅の計画をあれこれたてています。
旅に出かけても執筆に支障はないどころか、日常の雑務がないぶん、旅先の方がはかどるくらいのものなのと、この作品は、旅に出て、旅先の風に吹かれて、書く本なんですよ。
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by atohchie | 2010-05-11 14:02 | 缶詰製作中(書斎より)


阿藤智恵の「気分は缶詰」日記/劇作家・演出家・翻訳家(執筆中は自主的に「缶詰」になります)=阿藤智恵の日記です。


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