千秋楽です【大島健司さんインタビュー】
ほんとの最後の最後になりました、
Pカンパニーの公演は、この人なしにはゼッタイに回らないという大切な大切な、Pカンの宝、「しまぼん」または「けんちゃん」こと
舞台監督の大島健司さんをご紹介します。
大きく写っているのは内田龍磨さんですね。
たまたまそばにいたので一緒にとっちゃいました。
けんちゃんはまぶしい日差しに目を細め、風に吹かれているほうです。
ウォーリーに似ています。
タンタンにも似ています。
タイトなスケジュールを見事に切りまわしながら、ほんわかとあたたかく、いつも私たちを見守ってくれています。忍耐力と包容力の塊です。でもしめるところはしめます。手先が器用です。『バス停のカモメ』でも大切な小道具を作ってくれました。百科事典です。紙物が得意だそうです。ちなみにバス停はPカン社長の林次樹さんが作ったそうです。両者、お見事です。
――では、少しお話聞かせてください。
健司「おせちですか?わがやのおせちはですねぇ」
――いやいや、おせちはもういいですよ。
健司「恵方巻を丸かぶりってやつはね、ぼくんちでは絶対にしません」
――あ、そうですか…あの、この公演について、お話伺えますか?
健司「え?公演について?あまり悪いこと言えないよねえ」
――そんなに悪いことがあるのか?
健司「ほぼ全公演が満席で終えられたのはありがたいですね。真冬のこの時期にね」
――メンバーも大きく体調を崩す人がいなかったしね。
健司「ま、ね、新型インフルにかかる年代の人がいなかったんだねえ」
――そうですね。
健司「体力的にね、みんな年取ったなあとひしひしと感じますよ」
――季節の話題にもどって、スキーをあきらめるとなると、次はお花見じゃない?私大好きなんです。Pカンではお花見大会やらないの?
健司「まあ、たまたまその時期稽古中だったらやるかな」
――まさに今年は稽古中じゃないですか!
健司「そうですねえ、次の『夏の砂の上』が4月の末ですからね」
――お花見、するかな?するかな?
健司「ただ、僕はこの公演はほかの仕事があってかかわれないんですよ」
――あ、そうなの?けんちゃんいないの?
健司「うん」
――じゃあ、お花見は?
健司「まあ、僕は写真が好きなんでね、ちょうどうちの近所に八重桜の並木があるんですよ。ソメイヨシノよりも色が濃いし、写真写りがいいんだよね」
――じゃ、今年はみんなで花見はできないけれど、花の写真を撮るぞ、と。
健司「阿藤さん、自分が書きたいようにしゃべらせないで下さいよ」
――じゃ、けんちゃんが言いたいことを何でも、言ってみてください。
健司「そりゃ言えないな」
――・・・・・・。
健司「まあ、もっと皆で頑張りましょうということで」
Pカンパニーの公演は、この人なしにはゼッタイに回らないという大切な大切な、Pカンの宝、「しまぼん」または「けんちゃん」こと
舞台監督の大島健司さんをご紹介します。
たまたまそばにいたので一緒にとっちゃいました。
けんちゃんはまぶしい日差しに目を細め、風に吹かれているほうです。
ウォーリーに似ています。
タンタンにも似ています。
タイトなスケジュールを見事に切りまわしながら、ほんわかとあたたかく、いつも私たちを見守ってくれています。忍耐力と包容力の塊です。でもしめるところはしめます。手先が器用です。『バス停のカモメ』でも大切な小道具を作ってくれました。百科事典です。紙物が得意だそうです。ちなみにバス停はPカン社長の林次樹さんが作ったそうです。両者、お見事です。
――では、少しお話聞かせてください。
健司「おせちですか?わがやのおせちはですねぇ」
――いやいや、おせちはもういいですよ。
健司「恵方巻を丸かぶりってやつはね、ぼくんちでは絶対にしません」
――あ、そうですか…あの、この公演について、お話伺えますか?
健司「え?公演について?あまり悪いこと言えないよねえ」
――そんなに悪いことがあるのか?
健司「ほぼ全公演が満席で終えられたのはありがたいですね。真冬のこの時期にね」
――メンバーも大きく体調を崩す人がいなかったしね。
健司「ま、ね、新型インフルにかかる年代の人がいなかったんだねえ」
――そうですね。
健司「体力的にね、みんな年取ったなあとひしひしと感じますよ」
――季節の話題にもどって、スキーをあきらめるとなると、次はお花見じゃない?私大好きなんです。Pカンではお花見大会やらないの?
健司「まあ、たまたまその時期稽古中だったらやるかな」
――まさに今年は稽古中じゃないですか!
健司「そうですねえ、次の『夏の砂の上』が4月の末ですからね」
――お花見、するかな?するかな?
健司「ただ、僕はこの公演はほかの仕事があってかかわれないんですよ」
――あ、そうなの?けんちゃんいないの?
健司「うん」
――じゃあ、お花見は?
健司「まあ、僕は写真が好きなんでね、ちょうどうちの近所に八重桜の並木があるんですよ。ソメイヨシノよりも色が濃いし、写真写りがいいんだよね」
――じゃ、今年はみんなで花見はできないけれど、花の写真を撮るぞ、と。
健司「阿藤さん、自分が書きたいようにしゃべらせないで下さいよ」
――じゃ、けんちゃんが言いたいことを何でも、言ってみてください。
健司「そりゃ言えないな」
――・・・・・・。
健司「まあ、もっと皆で頑張りましょうということで」
by atohchie
| 2010-01-31 10:58
| 缶詰召し上がれ(ご案内)
阿藤智恵の「気分は缶詰」日記/劇作家・演出家・翻訳家(執筆中は自主的に「缶詰」になります)=阿藤智恵の日記です。
by atohchie
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阿藤智恵NEWS
●脱原発世界会議に賛同します。安心できる明日を子どもたちに。
●阿藤智恵サイトを更新しました更新日:2013年12月31日(火)
◆これからの阿藤智恵◆
1月19日
「第3回JAZZ&お話ライブ」
1月23日
「どこそら会」
3月8・9日
「『えんげき』のじゆうじかん」の
小さなお芝居の会と「ちえよむ会」
●戯曲集『十六夜の月』を出版しました。
ご購入は阿藤智恵への直接注文または書店にてご注文ください。また、ネット書店でも購入できます。
●受賞しました。
加藤健一事務所vol.83 「シュぺリオール・ドーナツ」
念願の翻訳デビュー、果たしました!
→本作品で、第5回小田島雄志・翻訳戯曲賞をいただきました。加藤健一さん、演出の大杉祐さんはじめ公演座組の皆さん、また、翻訳作業にお力添えを下さった多くの方々に、心から感謝します。
●戯曲『死んだ女』が雑誌【テアトロ】2013年1月号に掲載されました。
★『どこまでも続く空のむこうに』の劇評をいただきました!!大変な力作です。ぜひご一読ください。2012.4.19
こちらをクリック=
劇評サイトWonderland
●戯曲『どこまでも続く空のむこうに』が雑誌【テアトロ】2012年4月号に掲載されました。
●小説『マチゾウ』で同人誌【突き抜け4】に参加しました。
ご購入はこちらへ(「阿藤サイトから」と一言お書き添えくださいませ)。
★『曼珠沙華』の劇評をいただきました!!
ぜひご一読ください。2011.10.26
こちらをクリック=
劇評サイトWonderland
●公演終了しました。
Pカンパニー番外公演その弐「岸田國士的なるものをめぐって~3人の作家による新作短編集~」竹本譲さん、石原燃さんと、短編を1本ずつ書きました。私の作品タイトルは『曼珠沙華』です。
★雑誌『テアトロ』10月号に三本そろって掲載されています。
●連載エッセイ「本日も行ったり来たり~トハナニカ日記~」
雑誌【テアトロ】2012年1月号に最終回が掲載されています。
●日記のお題、ください!
阿藤への質問、お悩み相談、どのようなことでもどうぞ。心こめて書かせていただきます。
お題は阿藤へのメール、または、日記へのコメント(どの記事につけてくださってもOKです)でどうぞ。
●戯曲『十六夜の月』が雑誌【テアトロ】2011年7月号に掲載されました。
●小説『ツヅキ2011』で同人誌【突き抜け3】に参加しました。
ご購入はこちらのフォームへ(「阿藤のブログから」と一言お書き添えくださいませ)。
●戯曲『バス停のカモメ』が雑誌【テアトロ】2010年1月号に掲載されました。
●戯曲『しあわせな男』が雑誌【テアトロ】2008年10月号に掲載されました。
●石井ゆかりさんの
「石井NP日記」で
インタビューを受けました。
こちらの
「ロードムービー・その1」で5番目にインタビューされています。
●阿藤智恵サイトを更新しました更新日:2013年12月31日(火)
◆これからの阿藤智恵◆
1月19日
「第3回JAZZ&お話ライブ」
1月23日
「どこそら会」
3月8・9日
「『えんげき』のじゆうじかん」の
小さなお芝居の会と「ちえよむ会」
●戯曲集『十六夜の月』を出版しました。
ご購入は阿藤智恵への直接注文または書店にてご注文ください。また、ネット書店でも購入できます。
●受賞しました。
念願の翻訳デビュー、果たしました!
→本作品で、第5回小田島雄志・翻訳戯曲賞をいただきました。加藤健一さん、演出の大杉祐さんはじめ公演座組の皆さん、また、翻訳作業にお力添えを下さった多くの方々に、心から感謝します。
●戯曲『死んだ女』が雑誌【テアトロ】2013年1月号に掲載されました。
★『どこまでも続く空のむこうに』の劇評をいただきました!!大変な力作です。ぜひご一読ください。2012.4.19
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ぜひご一読ください。2011.10.26
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●公演終了しました。
Pカンパニー番外公演その弐「岸田國士的なるものをめぐって~3人の作家による新作短編集~」竹本譲さん、石原燃さんと、短編を1本ずつ書きました。私の作品タイトルは『曼珠沙華』です。
★雑誌『テアトロ』10月号に三本そろって掲載されています。
●連載エッセイ「本日も行ったり来たり~トハナニカ日記~」
雑誌【テアトロ】2012年1月号に最終回が掲載されています。
●日記のお題、ください!
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●戯曲『十六夜の月』が雑誌【テアトロ】2011年7月号に掲載されました。
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●戯曲『バス停のカモメ』が雑誌【テアトロ】2010年1月号に掲載されました。
●戯曲『しあわせな男』が雑誌【テアトロ】2008年10月号に掲載されました。
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